連載：「旅して出会ったこんな店。」
旅先で出会ったあんな店やこんな店。
定番からちょっと意外なメニューまで、旅を愛する食いしん坊におすすめしたい街の素敵な“食”を紹介するコーナー。
寿司は日本を代表する食文化だ。ささやかな贅沢でありながら多くの人にとって幼い頃から馴染み深い和食料理のひとつだろう。
僕は車の後部座席に乗せられてロードサイドの回転寿司店へ連れて行ってもらうのが大好きだった。
今では“主流”とは言いづらくなってきたけれども、当時はレーンを流れる数々の鮮やかな寿司に目を奪われた。
だから旅先で「美味しい寿司が食べられる」と聞けば足を運ばずにはいられないのだ。
新潟・佐渡の魅力がつまった「佐渡廻転寿司弁慶」
▲ポップなサインが目をひく新潟バスセンター向かいの商業施設に弁慶 万代シティ店は店を構えている。
佐渡島に本店を構え県内を中心に展開する「佐渡廻転寿司弁慶」は、佐渡産をはじめとした新鮮なネタを豊富に取り揃える人気の寿司店。
国内有数の米生産量を誇る新潟県らしくシャリには佐渡米が使われるこだわりようだ。
訪れた万代シティ店は2021年のオープンで、カウンター14席とボックス席8卓全てにタッチパネルが備えられた最新式。
注文した寿司は特急レーンがあっという間に届けてくれる。
▲注文したメニューはどれも鮮度抜群でおいしい。
豊富なネタの中から好きなものを選ぶ楽しみも。
リーズナブルな140円／200円／270円皿から400円／520円／750円皿の“高級ネタ”も味わえる。
丁寧にカットされた新鮮なネタは厚みも十分で、魚本来の味わいを存分に感じることができる。
艶やかでふっくらとした佐渡米との相性も抜群だ。
実は佐渡寿司弁慶は首都圏でもカウンタースタイルやバルスタイルの店舗を運営しているらしい。
佐渡島の本店も気になる。
“いつか行きたいお店リスト”に付け加えておかなければ。
text:Tomoki Sasaki
◇新潟県新潟市中央区万代1-3-30シルバーホテル2F JR新潟駅徒歩12分 OPEN-10:30～21:30 21:00(L.O.) 休-火 HP-https://sado-benkei.com/bandai-city/
一度食べたら忘れられない。新潟のソウルフード“イタリアン”
新潟の〈イタリアン〉-日本全国ソウルフードを訪ねて。vol.1
“イタリアン”ときいて思い出されるのはピザやパスタ、おしゃれなコース料理のはず。
ところが新潟市や長岡市ではこれらの他にとあるソウルフードが連想されるらしい。
それが太めの中華そばにトマトソースをかけたご当地グルメ「イタリアン」だ。
香ばしく奥深いソース焼きそばにトマトソースが太めの中華麺によく絡む。
京都のレトロ喫茶で世界一のフレンチトーストを味わう
〈スマート珈琲店〉世界一のフレンチトーストは老舗の喫茶店に。
京都で長年愛される「スマート珈琲店」は趣と歴史ある数々の老舗が並ぶ寺町専門店会商店街の中にある。
ここのフレンチトーストは世界一の味だ。
スマート珈琲店の名物の代表格といえばホットケーキとの声もある。
それでも他で食べるフレンチトーストよりどこをとっても一つ上回る美味しさだ。
