日々の暮らしの中でふと、無性に旅に出たくなる事があります。
とは言え仕事やお金のことを考えれば、気の赴くままに好き勝手に出掛けるというわけにもいかないものです。
それでも“なんとか旅先のまちを感じたい!”という時には、地域の食をテーマにしたレストランやカフェに行くのが良いでしょう。
東京の日本橋小伝馬町にある「GateCAFE」は、新潟県燕市に本社を構える家電メーカー「TWINBIRD」が手掛ける、燕三条を体感できるカフェです。
東京で“味わう”、TWINBIRDが伝える燕三条の魅力
▲TWINBIRDのロゴ“一対の鳥”が目印の「GateCAFE」。燕三条に根付いた家電メーカーが運営するカフェでは、新潟の新鮮な野菜や雪室コーヒーが楽しめる。
TWINBIRDときくと、デスクライトなどの照明器具のイメージが強いのですが、実は小物から白物まで幅広く手掛けるメーカーです。
“金属加工・ものづくりのまち”として名高い燕三条に根付いた製品製造を行っているのだそうです。
そんなTWINBIRDが自社製品のみならず、燕三条の魅力を伝えるために都内に出店したのがGateCAFEです。
特徴的なのは、新潟から毎日届く新鮮な野菜を使っていることと、雪室珈琲が提供されていることです。
雪室珈琲とは、雪を使った天然の大きな冷蔵庫で低温熟成させた珈琲で、雑味が少なくまろやかな味わいが楽しめます。
新潟は国内有数の豪雪地帯を抱えており、古くから雪と共に生きてきた歴史を持っています。
そんな新潟の大地が生み出す食を東京で楽しめるのだから行かない手はないですね。
食の宝庫、新潟直送の食材が織りなす魅惑のランチ
メニューはボリュームたっぷりのサラダとほんのり甘みを感じられるブランパンのセットが中心のようですが、野菜を使ったカレーや、お惣菜などもありました。
どれも彩り鮮やかでとてもおいしそうです。
迷った末に今回注文したのは「新潟野菜とグリルチキンのさっぱりサラダセット」。
パンとスープにコーヒーがついたセットで、思いの外満足感のある量です。
新鮮な野菜を使っているのでみずみずしく美味しくいただくことができました。
ローストビーフやスモークサーモンのサラダのメニューもありこちらも満足感が高そうですね。
▲ボリュームたっぷりの野菜サラダにほんのり甘いブランパンがマッチする。燕三条のカトラリーが用意されていた。
使われているカトラリーは同じく燕市内に本社を置き、ノーベル賞晩餐会の場でも使われた実績がある、山崎金属工業製のものが使用されています。
モダンなデザインで取り扱いやすく、カフェの雰囲気にもマッチしています。
こういったところに足を運ぶと、結局のところより旅に出たいという気持ちが強くなってきてしまいますね。
食を通じて、行ってみたいまちや、好きなまちをより身近に体感してみてはどうでしょう。