カルチャー

冬の近づく気配とフランスの伝統菓子。MIDNIGHT ISSUECAN #04

最近はすっかり気温も下がって冬が始まってきた感じがするのでワクワクしてきます。

この冬に向かう時期って、ハロウィンが終わるとクリスマスシーズンがやってきて、
それが終わればお正月モードへと、次々と飾り付けが切り替わって街の景色も目まぐるしく変わりますよね。

そんな街の景色が師走の慌ただしさの写し鏡のようで少し可笑しく、
どこかホッとする気持ちになってなんだかとても好きなのです。

寒いからこそ冬の景色を求める

ところで皆さんはこの冬はどこかへ旅に出たりするのでしょうか?
年末年始などに地元へ帰省される方もいるのかなと思います。
寒い時期に沖縄など暖かい地域へ行く人もいますよね。

冬生まれだからでしょうか、僕の場合はあえて寒い季節に寒い場所に行きたくなります。
祖父母が暮らす北海道岩見沢市は冬になるととんでもない量の雪が降るのですが、
あえて冬に帰省するのも良いものです。

雪が降り続く北海道・岩見沢の景色
建物1階の高さまで積み上げられた雪と、除雪された道路

▲家の入り口を塞ぐほどの雪。除雪車のおかげで道はしっかりあります。

岩見沢に帰省してもあまりの雪の量に外出するというは現実的ではなく、基本的に家の中で過ごすことになるわけですが、雪の降る景色を眺めながら暖かい部屋でぬくぬくと過ごす年末年始のひと時が本当の意味での休暇になったりします。

フランス菓子で祝う新年

数年前の年末年始に帰省した時に「ガレット・デ・ロワ」を手土産に持って行ったのですが
皆さんはこのお菓子ご存知でしょうか?

お皿に乗せられたガレット・デ・ロワ

▲最近よくケーキ屋さんなどでも予約のポスターを見かけるこのパイ生地のお菓子は
フランスの伝統菓子で1月6日の「公現祭」をお祝いして食べるお菓子とされているんだとか。

パイ生地の中にアーモンドクリームが詰まっているシンプルな構成で、表面の美しい飾り包丁が特徴的な「ガレット・デ・ロワ」ですが、他のお菓子とは異なる少し変わった点があります。

「フェーブ」と呼ばれる豆人形(最近はアーモンド)が1つだけパイ生地の中に隠れていて切り分けた時の自分のお菓子の中にフェーブが入っていた人は王冠を被り、王様(または王妃様)として祝福を受け、その年一年を幸運に過ごせるとされています。日本でいう“おみくじ”みたいなものなんですかね?
どこの国も新年は占いがしたくなるものなのかもしれません。

お菓子自体の味はクラシックながらもバターとアーモンドの香りが心地よく、
甘すぎず、重すぎずで優しい味わい。外国のお菓子って本当におしゃれなもの多いですよね。

残念ながらこの時の僕の皿からフェーブは現れずだったのですが、家族や親戚、大切な人と新しい年を祝って食べるお菓子ってなんだか良い伝統だなとしみじみ思ったのでした。

まだまだクリスマスもこれからですが、冬にあえて行く寒い地域への旅や新年の「ガレット・デ・ロワ」占いおすすめです。僕も今年はまたフェーブ求めて「ガレット・デ・ロワ」リベンジしてみようかな。

それでは皆さん良い夜を。

text: Masato Okada

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