山に囲まれたその町は僕らのイメージとは異なる場所だった。 群馬県 中之条町。四万や沢渡などの温泉地が有名な自然美溢れるこの町が芸術祭の舞台にもなっているとの噂を聞き、訪れることにしたのだ。 2年に一度行われている「中之条 […]
トラベル
雨の降る夜に、「旅と建築」のこと。MIDNIGHT ISSUECAN #03
「MIDNIGHT ISSUECAN」の第三回は「旅と建築」の話です。 建築というのは大元を辿れば、人が雨風や時に強烈な日差しから体を守りながら、生活を営む為にあるものなのかもしれません。 実際のところ、地面を叩き付ける […]
〈ランプライトブックスホテル名古屋〉旅と読書の関係性。MIDNIGHT ISSUECAN #02
「MIDNIGHT ISSUECAN」の第二回は「旅と読書」の話です。 アクティブ派とインドア派、それぞれを代表するような二つですがその相性は抜群だと思うんです。“非日常”である旅先に読書という“日常”の行為を持ち込むこ […]
〈愛知県 常滑市〉 陶器の猫に招かれて。/ISSUE 010
中部地方と世界の様々な都市とを結ぶ中部国際空港まではあと二駅というところで名古屋から乗ってきた列車を降りた。愛知県名古屋市とその周辺の街で開催されている芸術祭「あいち2022」の舞台のひとつに「焼き物の街・常滑」が含まれ […]
〈広島県 尾道市〉 この街が迎える朝を知りたくて。/ISSUE 009
旅先で迎える朝はどうしてあんなにも魅力的なのだろう。しんとした空気の中、生活の息遣いだけが聞こえる街もあれば、行き交う人々のエネルギーに満ち溢れた街など、それぞれに違った雰囲気を持っている。 日常に忍び込み、自分があたか […]
〈香川県 直島町〉 暮らしとアートが寄り添う島。/ISSUE 008
今回の旅では、多少高くついても早くて便利な旅客船だけで島々を移動していた。前回の瀬戸芸では全てフェリーだったこともあったからだろうか、どうにも物足りない気がしていたのだ。 宅配便のトラックや、軽トラが次々と船内へと吸い込 […]
〈岡山県 宇野〉 記憶と生きる連絡船の街。/ISSUE 007
瀬戸内海の各島々への移動手段は本州・四国からのフェリーか高速船が中心だ。岡山県玉野市宇野の街にある宇野港にもフェリーターミナルがあり、かつてより宇野の街は「連絡船の街」として栄えてきた。そして今なお本州と四国を繋ぐ重要な […]
〈香川県 土庄町・小豆島町〉島の伝統と進化にふれる。/ISSUE 006
土庄港から坂手港へ向かうべく、港の目の前にある乗り場でバスを待っていた。そう待たずにやって来たのは、車体全体が“オリーブ色”に塗られた何とも可愛らしい路線バスだった。 小豆島は瀬戸内海の中で、淡路島に次いで2番目に大きな […]
〈宮城県 石巻〉後編 復興と伝承、未来への声を聞く。/ISSUE 005
「いしのまき元気いちば」を後にした僕たちは、旧北上川沿いに河口を目指して進んでゆく。右手には小高い丘が続いている。「日和山」という名前の山なのだそうだ。 実は同じ名前の山は日本各地に多数ある。その多くは港町にあり、船乗り […]
〈宮城県 石巻〉前編 ポップカルチャー感じる湊町。 /ISSUE 004
仙石線の車窓からは、時折太平洋が見えていた。松島を過ぎて少しするとそれも見れなくなり、しばらく走るとようやく終点の石巻駅に到着した。 今回は急遽訪れることになったこともあり、正直なところ、大した予備知識を身に付けることの […]