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〈pejite 益子〉春の陶器市でMaruyoshiのカレーを味わう

連載:「旅して出会ったこんな店。」

旅先で出会ったあんな店やこんな店。
定番からちょっと意外なメニューまで、旅を愛する食いしん坊におすすめしたい街の素敵な“食”を紹介するコーナー


毎年GWの季節は陶器市で混雑する栃木県益子町。

ベテランから若手作家の作品まで様々な器に出会える益子の陶器市は毎年春と秋の2回開催。
コロナの影響で3年ぶり開催となった昨年に続き今年もたくさんの人で賑わいを見せていた。

今回はそんな春の陶器市で出会った素敵なお店と絶品のカレーをご紹介。

植物の絡まる外観が目を引くpejite益子

▲ 益子駅からは徒歩10分ほどで到着。蔦の絡まる横長の建物が一際目を引く。

「pejite(ペジテ)」は米蔵として利用されていた築60年以上の建物をリノベーションした器やアンティーク家具を取り扱うお店。
扉を開けて中に入ると奥には高い天井と広いスペースが広がっていて、様々な作家の器や衣類などが販売されている。

外壁の植物はこの季節は青々として建物全体を覆うかのように絡まっており、建物本来の面積よりもはるかに緑の面積が多い。

季節によっては紅葉にも変化するらしく、秋の陶器市での姿もきっと素敵に違いない。

訪れた日は陽の光に照らされた植物が美しく、建物を眺めて楽しむだけでも訪問の価値があった。

店内は作家ごとにディスプレイされた器がどれも魅力的で、値段も様々あるので益子土産にも最適なスポット。
撮影禁止のため内装の写真は無いが洗練された空間が広がっているのでぜひ訪れてみてほしい。

Maruyoshiが展開する04DELIのカレーをテラス席で

▲ 宇都宮のMaruyoshiが展開する04DELIが陶器市の期間限定で出店していた。
バターチキンカレーは飲み物とセットで1,800円。

店内の器を一通り観たので、休憩をすることに。

春の陽気のせいかじんわりと汗をかく日だったので冷たい飲み物でもと思ったが、
ショーケースにディスプレイされたバターチキンカレーが目に入り思わず注文した。

パーゴラの下に設置されたテラス席は木漏れ日と吹き抜ける風が心地よく、カレーを待つ間すら楽しい。

この空間はカレーの美味しさを倍増させるに違いないと思ったが、到着したカレーはそこが何処であっても美味いと感じるほど至福の味だった。

チキンはホロホロになってルーに溶け込み、
付け合わせのキャロットラペ・ポテトサラダ・ゆで卵・レタスはそれぞれ食べてもカレーと食べてもよく馴染む。
ライスがターメリックで黄色くなっているのも目に嬉しいポイントであった。

期間限定の出店だったため次また訪問した時にMaruyoshiのカレーが食べられるとは限らないが、
pejiteでは様々なお店が定期的に飲食出店しているようなので次はどんなお店に出会えるのか今から秋の陶器市が楽しみだ。

text:Masato Okada

pejite 益子

◇ 栃木県芳賀郡益子町益子973-6  真岡鐵道真岡線 
益子駅より徒歩10分 OPEN-11:00~18:00 休-木
HP-https://www.pejite-mashiko.com

イノダコーヒで味わう“京都の喫茶文化”

イノダコーヒアイキャッチ

〈イノダコーヒ〉本の中の喫茶店に憧れて。- 僕と京都のハムサンド

学生の頃憧れの場所があった。きっかけは書店で手にした一冊の本。

京都の喫茶店といえば?と質問すれば誰もが口を揃えて答える老舗の名店「イノダコーヒ」は、
京都人にとってはなくてはならない存在らしく、観光シーズンには行列ができることも珍しくない。

そんな「イノダコーヒ 本店」で出会ったハムサンドは僕の忘れられない思い出の味になった。

中之条で見つけた昭和レトロな街のパン屋さん

〈オリンピックパン店〉昭和レトロな“街のパン屋さん”

昭和レトロって新しい。

“湯の町”として知られる群馬県中之条町。
四万、沢渡、六合…名湯湧き出るこの街で、長らく愛され続ける昭和レトロな「街のパン屋さん」を見つけた。

駅からの道中に通りかかったその店は、ヨーロッパテイストが入り混じった昭和のレトロポップを思わせる外観。

一応平成生まれだからリアルな昭和の風景は知らない。
だからこそ、むしろ昭和レトロはちょっと新鮮な景色でもあり、惹かれるものがあるのだ。

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